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鹿児島県の土地相場は? 今後の推移や注文住宅を建てる際の土地探しのコツも紹介

鹿児島県の土地相場は? 今後の推移や注文住宅を建てる際の土地探しのコツも紹介

「鹿児島県で家を建てたいけど、土地の相場はどれくらいなの?」

そのような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、鹿児島県の住宅用地の相場について主要エリアごとに解説し、今後の価格動向、土地探しのコツまで詳しくお伝えします。

鹿児島県で理想の土地を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。

【2025年】鹿児島県の土地相場

【2025年】鹿児島県の土地相場

ここでは、鹿児島県の土地相場について3つの項目から解説します。

  • 鹿児島県の地価ランキング
  • 鹿児島県主要エリアの地価比較
  • 鹿児島県の移住先人気エリアの地価比較

それぞれ見ていきましょう。

鹿児島県の地価ランキング

順位市町名平均公示地価
1位鹿児島市94,807
2位奄美市84,300
3位大島郡瀬戸内町33,750
4位大島郡徳之島町30,000
5位姶良市29,480
6位日置市20,972
7位霧島市19,521
8位いちき串木野市18,525
9位薩摩川内市17,696
10位枕崎市17,100
データ参照元:地価公示・地価調査(基準地価) [鹿児島県]

この表は、鹿児島県内の市町村における住宅地の平均公示地価(1㎡あたりの価格)をランキング化したものです。

1位の鹿児島市は94,807円で、2位の奄美市(84,300円)をやや上回り、他の市町と比べても突出しています。

一方で、3位以下は大きく価格が下がり、瀬戸内町や徳之島町などは3万円台、姶良市や日置市は2万円台にとどまっています。

1位の鹿児島市と10位の枕崎市(17,100円)とでは地価に5倍以上の差があり、同じ鹿児島県内でも地価水準が大きく異なる点に留意しましょう。

鹿児島県主要エリアの地価比較

エリア最高金額最低金額
鹿児島市271,00010,500
日置市51,0005,130
薩摩川内市30,8006,600
姶良市40,10012,200
データ参照元:地価公示・地価調査(基準地価) [鹿児島県]

鹿児島県内でも特に人口の多い市では、住宅地価の最高金額と最低金額に大きな幅がある点が特徴です。

たとえば鹿児島市は最高271,000円、最低10,500円と地域によって約25倍の価格差があり、日置市・薩摩川内市・姶良市でも同様にエリア内での差が見られます。

その中でも姶良市は比較的地価の幅が狭いため、より予算に合わせた土地探しが可能と言えるでしょう。

鹿児島県の移住先人気エリアの地価比較

エリア最高金額最低金額
霧島市37,7006,170
出水市16,80012,300
奄美市116,00063,100
データ参照元:地価公示・地価調査(基準地価) [鹿児島県]

鹿児島県内でも移住先として人気の高い霧島市・出水市・奄美市の住宅地価を見てみましょう。

最も価格幅の広い奄美市は、最高116,000円、最低63,100円と、地価全体が高水準です。

観光資源が豊富な点と、離島の中でも比較的暮らしやすい環境である点が影響していると考えられます。

一方、霧島市・出水市は、豊かな自然と鹿児島市内へのアクセスの良さから評価の高い地域です。

特に出水市は、南九州西回り自動車道の整備によって利便性の向上が期待でき、価格的にも穴場のエリアと言えるでしょう。

>>鹿児島市の土地価格についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください

鹿児島市の土地探し|土地価格推移やおすすめエリアの売買事例を解説

鹿児島県の土地価格の推移

鹿児島県の土地価格の推移
鹿児島県価格推移
データ参照元:地価公示・地価調査(基準地価)「用途別推移集計 (地価公示)

鹿児島県の公示地価(住宅地)推移を2015年から2025年までの10年間で見てみましょう。

全国平均が2022年を境に右肩上がりに上昇している中、鹿児島県の平均地価はほぼ横ばいで、大きな変動は見られません。

また、2025年時点の平均地価は44,702/㎡円と、全国的に見ても低めの水準と言えます。

ただし、鹿児島市を筆頭に平均地価が8万円を超える市もあるため、地域ごとの価格差が広い点に注意が必要です。

鹿児島県の土地価格の今後の動向

鹿児島県の土地価格の今後の動向

鹿児島県の今後の土地価格を見通すにあたっては、以下の3点がポイントです。

  • 経済状況の変動に注意
  • 県全体で土地価格は下落の傾向
  • 都市部で家を建てるなら「土地の形」にも注目

最新の情報を押さえつつ、好条件な土地を見つけましょう。

経済状況の変動に注意

土地の価格を大きく動かす要素の一つが経済状況です。

昨今では、新型コロナウイルス感染症の影響で発生した「ウッドショック」により、世界的に木材供給が逼迫しています。

そのため、日本国内でも木材価格が上昇し、それらを利用する新築住宅関連の費用も高騰しました。

周辺環境や開発計画といった土地そのものに関わる要素だけでなく、間接的に影響をもたらす経済の動向も考慮することが大切です。

県全体で土地価格は下落の傾向

2025年3月に発表された「地価公示」にて、鹿児島県の地価は33年連続で下落していることが明らかにされました。

一方、鹿児島市や奄美市といった、経済の中心となる地域や一部の離島においては上昇傾向にあります。

ヒト・モノの動きが活発で、再開発も盛んなことから、住宅需要が高まりやすいことが要因です。

しかしその他の地域、特に地方部では人口減少の影響も相まって下落傾向が強く、今後も地価の上がる地域と下がる地域の二極化が進んでいくと予想されます。

参考:TBS NEWS DIG「地価「二極化」の一方で住宅地・商業地ともに「離島」が上昇率トップ 鹿児島の地価は今?

都市部で家を建てるなら「土地の形」にも注目

地価の高いエリアでなるべくコストを抑えた土地探しをしたい場合「土地の形」に着目するとよいでしょう。

たとえば、L字型や平行四辺形など歪な形状の土地は「不整形地」と呼ばれ、建てられる家の形状が限られる、建築費用が高くなりやすいなどの点から相場よりも安くなるのが一般的です。

一見するとデメリットの大きい不整形地ですが、設計次第で住みやすい家を作ることは可能です。

不整形地も候補に入れることで、より効率的な土地探しができます。

注文住宅を建てる際の土地探しのコツ

注文住宅を建てる際の土地探しのコツ

注文住宅にぴったりの土地を探すには、以下の3点を押さえておきましょう。

  • ライフスタイルの変化を考えて選ぶ
  • 自治体の補助金制度を活用する
  • 地元に強いハウスメーカーに相談する

頼れる制度やプロのサポートを活用することがポイントです。

ライフスタイルの変化を考えて選ぶ

家を建てる土地は、家族全員のライフスタイルの変化を念頭に置くことが重要です。

たとえば、子どもが通いやすいように学校近くの土地を検討される方もいるでしょう。

しかし、学校近辺は騒音や違法駐車が問題になりやすい傾向にあるため、子どもが卒業した後もこのようなトラブルに対応できるか考えなければなりません。

目先の利便性だけでなく、長期的な視点で土地を探すことをおすすめします。

自治体の補助金制度を活用する

人口減少が進む一部の過疎化地域などでは、移住や新築住宅に利用できる補助金・助成金を設けています。

住みたいエリアでこのような制度が実施されている場合、補助金などを活用することで住宅購入に関するコストを大幅に節約できる可能性があります。

年度ごとに予算や締切が決まっているため、土地探しの初期段階で一度確認するようにしましょう。

鹿児島県で使える補助金・助成金について知りたい方はこちらの記事もご覧ください

>>「鹿児島県で受けられる補助金とは?住宅や医療費の支援制度もご紹介

地元に強いハウスメーカーに相談する

昨今ではインターネットから得られる情報も多くなったものの、個人だけで行う土地探しには限界があります。

そこで、地元に精通したハウスメーカーに相談し、プロの視点から的確なアドバイスを受けるのがおすすめです。

その地域に根差した企業だからこそ手に入る情報・ノウハウを元に、思わぬ優良物件と出会える可能性もあります。

積極的に相談会などに参加し、信頼できるハウスメーカーを見つけましょう。

鹿児島市で土地を探すなら万代ホームにご相談を

鹿児島県の土地相場は、県全体で見ると下落傾向にあるものの、鹿児島市や姶良市、奄美市といった一部の地域では上昇しています。

市電沿いや鉄道主要駅近辺は住宅需要も高いため、県平均よりも地価が上がりやすい点に留意しましょう。

万代ホームは、鹿児島市を中心に展開し、お客様にご満足いただける住まいづくりに取り組んでいます。

鹿児島市で注文住宅を建てたい方、理想の土地を見つけたい方は、ぜひ万代ホームにご相談ください。