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鹿児島市で注文住宅にかかる費用相場は?予算別にできる住宅の特徴も紹介

鹿児島市で注文住宅にかかる費用相場は?予算別にできる住宅の特徴も紹介

「鹿児島市で注文住宅を建てたいけど、どのくらいの費用がかかるの?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、鹿児島市の注文住宅費用について、全国平均との比較や内訳を解説するほか、予算ごとに建てられる家の特徴やトータルコストを抑えるコツもお伝えします。

鹿児島市の注文住宅費用相場

鹿児島市の注文住宅費用相場

はじめに、鹿児島市の注文住宅費用相場について以下の3点から解説します。

  • 全国平均と比較した注文住宅費用
  • 注文住宅費用の内訳
  • 土地購入の有無で総費用が変わる

注文住宅費用の基本を押さえておきましょう。

全国平均と比較した注文住宅費用

項目延べ床面積坪面積建設費坪単価
全国平均119.5 ㎡36.14 坪3,861.3 万円106.8 万円
鹿児島県103.0 ㎡31.15 坪3,004.8 万円96.4 万円
データ参照元:フラット35利用者調査「2023年度集計表(土地費借入なし)

住宅金融支援機構の「フラット35」利用者調査を見ると、鹿児島県の平均延べ床面積は約103.0㎡(31.15坪)で、全国平均約119.5㎡(36.14坪)に対して約16.5㎡(約5坪)ほど小さい住宅が多いことがわかります。

また、建設費では、全国平均の約3,861万円に対し、鹿児島県は約3,005万円と、850万円以上低くなる点が特徴です。

鹿児島市においても県内と同程度の建設費が目安になると考えられ、全国平均に比べてコンパクトかつ低コストな家を建てやすい地域と言えるでしょう。

注文住宅費用の内訳

注文住宅にかかる費用は、主に以下の3つの項目で構成されます。

  • 本体工事費:基礎・躯体・内外装工事など、住宅本体の建築にかかる費用
  • 付帯工事費:外構工事・水道・ガス・電気の引き込み工事など建物以外の工事に関する費用
  • 諸費用:登記費用、住宅ローン手数料、火災保険料など各種手続きにかかる費用

各費用の割合の目安としては、本体工事費が全体の約70〜80%、付帯工事費が約20%、諸費用が約10%となるのが一般的です。

なお、土地を所有していない場合は「土地購入費」も必要となるため、全体の予算はさらに大きくなる点に注意しましょう。

土地購入の有無で総費用が変わる

新たに土地を取得する場合、ここまでお伝えした費用に加えて「土地購入費」が発生する点に注意が必要です。

「フラット35」の調査によると、2023年における全国の平均土地取得費用は約1,497.6万円で、建設費と合わせると約4,900万円になります。

ただし、2025年時点の住宅地公示地価を参照すると、全国平均137,061円/㎡に対し、鹿児島市は94,807円/㎡と、約30%地価が安くなっています。

このため、鹿児島市は全国平均よりも低価格で土地を購入しやすく、住宅部分に費用を割きやすい可能なエリアと言えるでしょう。

家を建てる前に知っておきたい鹿児島市の地域事情

家を建てる前に知っておきたい鹿児島市の地域事情

鹿児島市で家を建てる際は、以下の2点に留意しましょう。

  • 主要道路の混雑が深刻化
  • 桜島の爆発・降灰の影響

地域の特徴を事前に理解しておけば、土地選びもスムーズに進められます。

主要道路の混雑が深刻化

山と海に囲まれた鹿児島市は、市街地へ接続する道路が限られ、国道3号や225号を中心に幹線道路への交通集中が起こりやすくなっています。

実際、鹿児島市内の主要道路の混雑は課題となっており、車社会でありながらも、移動手段を車やバスだけに頼ってしまうと、通勤・通学時の移動時間が長くかかってしまう可能性があります。

日々の行動範囲をある程度絞るか、鉄道や市電などの公共交通機関が利用しやすい地域を選ぶのがよいでしょう。

桜島の爆発・降灰の影響

鹿児島市の象徴でもある活火山・桜島は現在も活動を続けており、火山灰が降ることも珍しくありません。

火山灰は通常の砂とは異なり、粒子が細かく、水を含むと粘性と荷重が高まる特性を持っています。

そのため、車や建物を傷つけたり、堆積した火山灰が家屋の雨樋の詰まりや防水機能の低下につながったりする可能性もあります。

鹿児島市で家を建てる際には、このような火山灰の影響を考慮した対策も重要です。

鹿児島市の土地探しについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

>>「鹿児島市の土地探し|土地価格推移やおすすめエリアの売買事例を解説

予算別に見る注文住宅の特徴

予算別に見る注文住宅の特徴

ここでは、以下の3つの価格帯から建てられる注文住宅の特徴について解説します。

  • 1,000万円台の住宅
  • 2,000万円台の住宅
  • 3,000万円台の住宅

さっそく順番に見ていきましょう。

1,000万円台の住宅

昨今では「ローコスト住宅」と呼ばれる1,000万円台から建てられる注文住宅が注目されつつあります。

一般的な注文住宅と比較してコンパクトでシンプルな設計が特徴で、間取りやデザインの選択肢が限られる傾向にある一方、建築費用を抑え、比較的短い工期で入居できるといったメリットがあります。

マイホームを持ちたい単身者の方や、賢く節約したいカップル世帯にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

2,000万円台の住宅

2,000万円程度の予算があれば、約35坪程度の標準的な広さの注文住宅を建てることが可能です。

間取りやデザインの自由度が広がるため、家族のこだわりをより反映しやすくなります。

たとえば、ゆったりくつろげる中庭や、趣味に没頭できる書斎といった、プラスアルファの設備も検討できるでしょう。

快適さと理想を予算内でバランスよく両立した住まいづくりが期待できます。

3,000万円台の住宅

3,000万円台の注文住宅であれば、さらにカスタマイズ性の高い家づくりが可能です。

4〜5人の世帯に適しており、防音設備を導入したり、キッチンやバスルーム設備のグレードを高めたりするなど、個々のライフスタイルに応じた設計もできます。

住まいのイメージが固まっていて、かつ家族全員のこだわりを大切にしたい場合は、3,000万円程度の予算を確保しておくと安心でしょう。

<万代ホームの家づくり>
万代ホームでは「家づくりは満足づくり」を理念に掲げ、お客様のこだわりを大切にした住まいづくりに取り組んでいます。
万代ホームの手がけた住宅は「施工事例」からご覧いただけます。

注文住宅の費用を抑えるためのポイント

注文住宅の費用を抑えるためのポイント

家づくりのトータルコストを抑えるポイントは、主に以下の3点です。

  • 家づくりの優先順位を決める
  • 無理のない資金計画を立てる
  • ハウスメーカーと二人三脚で進める

ポイントを抑えて、理想の家づくりを実現させましょう。

家づくりの優先順位を決める

注文住宅を建てる際には、まず優先順位を明確にすることが重要です。

理想の家づくりを追求するあまり、想定外の費用がかかってしまうケースも少なくありません。

たとえば、子育て世帯であれば「子どもの成長と独立後の暮らし」、単身者やカップル世帯であれば「老後の生活」など、将来的なライフスタイルの変化を具体的に考慮しましょう。

その上で、家を建てる土地や必要な住宅設備などを見極めることが、理想の住まいを実現するためのカギとなります。

無理のない資金計画を立てる

優先順位が決まったら、次に具体的な資金計画を立てます。

注文住宅の費用を自己資金だけでまかなえるケースは少なく、ほとんどの場合、住宅ローンの利用が必要です。

住宅ローンの返済期間は一般的に30年以上に及ぶため、住宅取得後の家計に長期間影響を与えます。

そのため、複数の金融機関のローン商品を比較検討し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

金利や手数料、団体信用生命保険の内容などから総合的に判断し、将来的な負担も減らせるようにしましょう。

住宅ローンの金利について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

>>「鹿児島市の住宅ローン金利まとめ!注文住宅に欠かせないローン選びのポイント

ハウスメーカーと二人三脚で進める

注文住宅を建てる上で、特に重要なポイントとなるのがハウスメーカーと二人三脚で進めていくことです。

ハウスメーカーは、住宅や土地に関することだけでなく、資金計画や暮らしの悩みについても相談できる、頼れるパートナーです。

特に、その地域に根ざした情報を豊富に持ち、的確なアドバイスをしてくれるハウスメーカーであれば、理想の住まいを実現できるでしょう。

大手企業に限らず、地域密着型の工務店なども視野に入れ、複数社から比較検討するのがおすすめです。

鹿児島市で予算ぴったりの注文住宅を建てるなら万代ホームにご相談を

鹿児島市で注文住宅を建てる費用の目安は、およそ3,000万円〜4900万円程度で、全国的に見ても比較的コストを抑えた家づくりが期待できます。

ただし、同じ鹿児島市内でも地域によって土地価格や生活利便性が大きく異なるため、事前に各エリアについて情報を集めておくことが重要です。

万代ホームでは、土地・住まい・予算、それぞれの面からお客様のご要望に応じた家づくりを行っています。

鹿児島市で注文住宅をお考えの方は、ぜひ万代ホームにご相談ください。