「鹿児島県の中で子育てをしやすい街ってどこなんだろう?」
そのような疑問をお持ちではありませんか。
鹿児島市は子育て世帯から人気の高い街の一つです。
この記事では、鹿児島市が子育て世帯に支持される理由から、市が実施している子育て支援の内容まで詳しく紹介します。
目次
子育て世帯が鹿児島市を支持する2つの理由

鹿児島市が子育て世帯から支持される主な理由は以下の2つです。
- 雄大な自然を身近に感じられる
- 生活環境と交通網の利便性が高い
それぞれ詳しく解説します。
雄大な自然を身近に感じられる
主に海沿いに市街地が形成されている鹿児島市は、広大な錦江湾(鹿児島市)と、日本有数の活火山である桜島が自然のランドマークとなっています。
錦江湾には野生のイルカが生息しており、フェリー上や海水浴場、道の駅など様々なスポットから観測することが可能です。
また、鹿児島市北部および南西部にあたる吉田・郡山・伊敷・松元・谷山〜喜入エリアは緑地帯が広がり、市全体の約7割近くが緑で覆われた土地とされています。
このため、自然公園や農業公園も多く、海と山それぞれの自然を身近に感じられる点が魅力と言えるでしょう。
生活環境と交通網の利便性が高い
県庁所在地である鹿児島市は、県内随一の都市機能が魅力です。
鹿児島中央駅は、新幹線、JR、バス、市電(路面電車)といった主要な公共交通機関の拠点として機能しており、特に市電はピーク時に1時間あたり20本もの運行があるため、中心市街地への通勤・通学に非常に便利です。
また、商業施設も充実しており、イオンモールやオプシアミスミのような大型ショッピングモールのほか、地域密着型のスーパーマーケットもバランス良く点在しています。
そのため、生活環境面でも優れた地域と言えるでしょう。
子育て世帯を支える鹿児島市の取り組み

鹿児島市は、主に以下の2つの取り組みから子育て世帯を支援しています。
- 「にこにこ子育て応援隊」による包括的な子育て支援
- 子育て世帯を孤立させないコミュニティづくりを促進
順番に見ていきましょう。
「にこにこ子育て応援隊」による包括的な子育て支援
鹿児島市では、子育てを応援する気運を高め、安心して子どもを産み育てる環境づくりを進めるため「にこにこ子育て応援隊」と呼ばれる子育て支援事業を展開しています。
この事業は、以下の3つの応援隊で構成されています。
- 地域みんなで応援隊: 子育ての悩みや不安を和らげ、地域で子育てを見守る市民活動団体
- 職場のパパママ応援隊: 従業員が子育てしやすい職場環境を整え、仕事と家庭の両立を支援する事業者
- お出かけラク!トク!応援隊: 「かごしま子育て支援パスポート」提示者に経済的サービスや、子育て家庭に優しい設備・サービスを提供する店舗や施設
このように、市民、事業者、店舗が一体となり独自のサポートを展開することで、包括的な子育て支援が実現されています。
このような地域ぐるみの支援体制は、子育て世帯にとって心強いものとなるでしょう。
子育て世帯を孤立させないコミュニティづくりを促進
鹿児島市には、12ヶ所の地域子育て支援センターのほか、親子つどいの広場、児童センター、児童クラブなど、多様な子育て支援施設が充実しています。
特に、与次郎エリアには、子育て支援の拠点施設「りぼんかん」があり、市内全域から子育て世帯が集まり、遊びやイベントを通じた活発な交流が行われているのが特徴です。
これらの施設では、子育てグループの支援や育成、組織化による「子育てネットワーク」の形成を重視し、地域社会全体での子育て支援が進められています。
育児の悩みを相談できず孤立しがちな子育て世帯を必要なサポートへと繋ぐ、重要な役割を担っていると言えるでしょう。
柔軟で豊かな心を育む教育環境

鹿児島市は以下の2点から見ても魅力的な子育て環境であると言えるでしょう。
- 親子で楽しめる体験型施設が充実
- 「山村留学」受け入れ数全国No.1
遊びと学びを両立し、しなやかな精神を育みます。
親子で楽しめる体験型施設が充実
鹿児島市が子育て環境として魅力的な理由の一つは、親子で楽しめる体験型施設が充実している点です。
たとえば「名勝 仙巌園」では、四季折々の花が咲く庭園を散策し、歴史を学びながら、切子カットや薩摩焼の絵付けといった鹿児島独自の文化に触れられます。
また、九州で唯一ジンベエザメがいる「いおワールドかごしま水族館」や、コアラの飼育数が日本最多の「鹿児島市平川動物公園」は、県外からも高い人気があり、珍しい動物たちを間近で観察できます。
さらに、屋内遊戯施設でもある文学館「かごしまメルヘン館」では、トリックアートやアスレチックを通じて絵本の世界を体感できるのが特徴です。
このように、幅広い分野から歴史、文化、自然に触れることで、子どもたちの豊かな心を育んでくれるでしょう。
「山村留学」受け入れ数全国No.1
自然豊かな鹿児島県は、山村留学の受け入れ実績が全国1位です。
屋久島や奄美などの離島に加え、霧島市や湧水町といった山間部でも実施されており、希望に応じた環境で学校生活を送ることができます。
山村留学は一般的に県外都市部からの利用が想定されますが、鹿児島市内からの留学も可能です。
そのため、地方移住を検討している方だけでなく、一定期間、自然豊かな環境で地域独自の文化や生活を体験したい子育て世帯にとっても、魅力的な制度と言えるでしょう。
鹿児島市が子育て世帯におすすめな理由については、以下の記事も併せてご覧ください。
>>「鹿児島市は子育てしやすい街!エリアの特徴や支援制度サポートをご紹介」
子育て世帯で活用したい鹿児島市の助成・補助制度

鹿児島市の子育て世帯が活用できる助成金・補助金として、以下の3つが挙げられます。
- 移住・就業等支援事業
- 子育て世帯の住替えに関する補助
- こども医療費助成制度
各事業には要件や締切が定められているため、利用の際は最新情報を確認するようにしましょう。
移住・就業等支援事業
東京圏から鹿児島市への移住を検討されている方は「移住・就業等支援事業」の支援金対象になる可能性があります。
この制度では、「かごしま市IJU倶楽部」への会員登録や移住後の町内会活動への参加などが要件となるものの、2人以上の世帯であれば100万円の支援金を受給できます。
さらに、18歳未満の子どもがいる場合は、子ども1人につき最大100万円が加算されるため、東京圏からの移住で地域活動にも積極的に関わりたいと考えている方であれば、ぜひ活用をおすすめしたい制度です。
子育て世帯の住替えに関する補助
鹿児島市は、子育て世帯の快適な住環境確保と地域活性化を目指し「子育て世帯の住替えに関する補助」制度を実施しています。
この制度では、子育て世帯が新築住宅を購入する際に、最大15万円の補助金が受給できるほか、一部の金融機関で住宅ローンの金利優遇措置も受けられます。
新築住宅だけでなく、既存住宅や民間賃貸住宅への住み替え時にも利用できるため、新たな住まいを検討している子育て世帯にとって、非常に心強い制度といえるでしょう。
こども医療費助成制度
「こども医療費助成制度」は、中学3年生までの子ども(市町村民税非課税世帯の場合は18歳に達する日以降の最初の3月31日まで)を対象に、保険診療による医療費を助成する制度です。
この制度は2025年4月に一部改正され、これまで自己負担額2,000円が発生していた3歳から中学生の子どもについても、窓口負担が0円となりました。
これにより、より幅広い年齢層の子どもたちが医療にアクセスしやすくなり、家族単位での健康管理・維持も容易となるでしょう。
鹿児島市の補助金制度について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>「鹿児島市で受けられる補助金は?住宅関連から子育て世代に嬉しい助成まで」
鹿児島市で安心して子育てできる注文住宅を検討の際は万代ホームにご相談を
鹿児島市は、錦江湾や桜島をはじめとする雄大な自然に囲まれる一方、都市機能を備え、生活利便性にも優れた地域です。
親子で楽しめるレジャースポットや体験型施設も充実していることから、子育て世帯にとっても暮らしやすい街と言えるでしょう。
万代ホームは、鹿児島市を中心にお客様の「満足」を追求した家づくりを行っています。
鹿児島市で子どもと安心して暮らせる注文住宅をご検討の際は、万代ホームにぜひご相談ください。