「注文住宅を建てたいけど、せっかくなら子育てしやすい街に住みたい」
そのように考えられている方も多いのではないでしょうか。
実は、鹿児島市は子育てにぴったりな街です。
この記事では、鹿児島市が実施する子育て支援・サポートの概要から、子育てに適したエリアの特徴まで詳しく解説します。
目次
鹿児島市で子育てしやすい2つの理由

鹿児島市が子育てしやすいとされる主な理由は以下の2つです。
- 豊かな自然環境と都市機能の調和
- 2年連続「待機児童数ゼロ」を実現
さっそく見ていきましょう。
豊かな自然環境と都市機能の調和
鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市は、野生のイルカが生息する錦江湾(鹿児島湾)や、国内有数の活火山・桜島といった雄大な自然に囲まれた街です。
その一方、2020年時点で市内には県内人口の約37%が居住し、大学や専門学校などの高等教育機関や医療施設に加え、大型商業施設も数多く立地しています。
また、一般的に「車社会」とされる鹿児島県内において公共交通機関の利用率が高く、鉄道・バスのほか、路面電車が市内中枢部を走っているのも特徴です。
このように、豊かな自然と高い生活利便性を兼ね備えた鹿児島市は、子育て世帯にとっても暮らしやすい地域だと言えるでしょう。
2年連続「待機児童数ゼロ」を実現
希望があるにも関わらず認可保育園に入ることができない「待機児童」の数について、鹿児島市は2024年から2年連続で「ゼロ」を実現しています。
2022年時点では全国ワーストとなる136人の待機児童を抱えていた鹿児島市ですが、施設定員の増加や保育士の確保、情報提供などを軸に対策を進め、23年には21人に減少、24年に0人となりました。
残る課題についても引き続き対策を講じており、市を挙げた取り組みによって、子どもの育つ環境を守ろうとする姿勢がうかがえます。
鹿児島市の子育て支援制度

鹿児島市が実施する主な子育て支援制度として、以下の3つがあります。
- 保育コーディネーターによる相談受付
- 子育ておもちゃ便
- かごしま子育て支援パスポート事業
いずれも子育て世帯であればぜひ活用したい制度です。
保育コーディネーターによる相談受付
鹿児島市役所では、専門的な資格と保育経験を持つ専門家「保育コーディネーター」が常駐しており、窓口および電話にて気軽に相談できます。
保育コーディネーターは、保育園や幼稚園などの各種施設に関する情報提供に加え、保護者のニーズに合った適切な保育サービスに結びつける保育のプロフェッショナルです。
我が子に合う保育所を見つけたい方や、利用できる保育サービスを知りたい方にとっては特に頼れる支援制度の一つとなるでしょう。
子育ておもちゃ便
鹿児島市独自の子育て支援制度の一つが「子育ておもちゃ便」です。
この制度は、子育てに関する活動を行う団体や、未就学児のいる子育て世帯2世帯以上を対象に、市内の子育て支援施設から無償でおもちゃを貸し出すものです。
積み木やブロック、ままごとセットなど多様なおもちゃが揃っており、バリエーション豊かなおもちゃを利用することで子育てグループの積極的な活動やコミュニティ形成の促進に貢献します。
子育て世帯同士がつながる機会を生み出す、画期的なしくみと言えるでしょう。
かごしま子育て支援パスポート事業
「かごしま子育て支援パスポート事業」は、鹿児島県が運営する子育て支援の一つです。
鹿児島県内に住む妊婦、または18歳未満の子どものいる世帯が「子育て支援パスポート」を協賛店舗・企業で提示すると、割引や独自の優待サービスを受けられます。
2025年6月現在、鹿児島市内では1,000以上の店舗や施設が協賛しており、飲食店やコンビニ、整骨院、レンタカーなど、幅広い場所で利用できるのが特徴です。
仕事や家事、育児で忙しい子育て世帯にとって、外出のきっかけになったり、日々の買い物の選択肢が広がったりと、心強い味方となるでしょう。
鹿児島市の子育て支援施設・サポート

鹿児島市の主な子育て支援施設・サポートは以下の3つです。
- すこやか子育て交流館「りぼんかん」
- 親子つどいの広場
- 夢すくすくねっと
子育てでお悩みの際は積極的に活用しましょう。
すこやか子育て交流館「りぼんかん」
すこやか子育て交流館「りぼんかん」は、鹿児島市中部の町・与次郎に設置されている、子育て支援の拠点となる施設です。
子どもたちの遊びや学び、体験の場を提供すると共に、子どもの一時預かりや相談業務などの子育て支援も行っています。
一般的な保育施設が休みとなる日曜日や祝日も開館しているため、急な仕事などで家を空けざるをえない場合も利用しやすいのがメリットです。
また、後述する「親子つどいの広場」が未就学児までを対象とする一方、「りぼんかん」では小学校3年生までの子どもが対象のため、より幅広い子育て世帯での交流も期待できます。
親子つどいの広場
「親子つどいの広場」は、鹿児島市が地域の子育て支援のために設けている施設です。
市内を東部(中町)、西部(下伊敷)、南部(西谷山)、北部(吉野)の4つのエリアに分け、それぞれの地域に設置されています。
市全体の子育て支援拠点である「りぼんかん」と同様、子どもたちが安全に遊び、学べる場を提供しているほか、保護者からの育児相談にも応じています。
一方で「りぼんかん」よりも地域に根ざした活動をしているため、同じエリアに住む子育て世帯同士の交流を深め、孤立しがちな家庭のネットワークづくりにも貢献しているのが特徴です。
夢すくすくねっと
鹿児島市が運営する子育て応援ポータルサイト「夢すくすくネット」では、出産を控える方から小学生までの子ども、そして障害のある子どもがいる世帯を対象に、幅広い子育て情報を発信しています。
市内子育て支援施設や制度、医療機関、親子向けイベント情報に加え、子育てに関するよくある相談事例も多数掲載されており、困った時はまず開いてみたいWebサイトとも言えるでしょう。
PCやスマートフォンからいつでも手軽にアクセスできることから、子育てにおける「インターネット版駆け込み寺」として、気軽に利用できる点が魅力です。
鹿児島市で子育てに適したエリアを見つけるために

鹿児島市で子育てに適したエリアを探す際は、以下の2点を意識しましょう
- 商業施設や公共交通機関の充実度をチェック
- 教育機関が整備されているかをチェック
それぞれ解説します。
商業施設や公共交通機関の充実度をチェック
子育てに適したエリアは、スーパーやショッピングモールなどの商業施設や公共交通機関が充実していることが特徴として挙げられます。
たとえば、自然豊かな場所でも商業施設が遠いと子育て用品の購入や外食の選択肢が限られやすく、また、電車やバスといった公共交通機関が少ないと、外出時の負担も大きくなりがちです。
都市部でなくても、生活に必要な機能が徒歩圏内に揃っている地域を選ぶことが、快適な子育て環境を築く上での大切なポイントとなります。
教育機関が整備されているかをチェック
子育てに適したエリアを探す際は、保育園や幼稚園、小・中学校などの教育機関が整っているかを確認することも大切です。
教育施設が近隣にあれば通学時間も短縮され、子ども自身はもちろん、保護者にとっても送り迎えなどの負担軽減につながります。
さらに、地域に図書館や習い事の教室があれば、子どもの学習意欲や興味を広げるきっかけにもなるでしょう。
このように、教育環境の整った地域は、子どもの成長を支える上でメリットとなるのです。
鹿児島市の土地探しについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>「鹿児島市の土地探し|土地価格推移やおすすめエリアの売買事例を解説」
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鹿児島市は、豊かな自然とコンパクトな都市機能が魅力で、子育て世帯にとって暮らしやすい街です。
市全体だけでなく、地域ごとの子育て支援制度も充実しており、安心して子育てに取り組める環境が整っていると言えるでしょう。
万代ホームは、お客様にご満足いただける住まいづくりをご提案しています。
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