「鹿児島市で一戸建てを持ちたいけど、維持費はどれくらいなの?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
住宅取得にかかる費用の内、維持費は長い付き合いとなるコストの一つです。
そこで、この記事では、一戸建ての維持にかかる費用の内訳から、維持費を抑えるコツまで詳しく解説します。
目次
鹿児島市の一戸建ての維持費はどれくらい?

一戸建てを持つ場合の維持費は、一般的に年間約30〜50万円とされています。
主な内訳は「修繕費」「固定資産税」「火災保険料」などで、地域によっては自治会費が発生することもあります。
また、住宅ローンを利用している場合は、月々の返済とあわせた資金計画が必要です。
維持費は建物の構造や立地条件によっても変わるため、あらかじめ余裕を持って毎月3〜4万円ほど積み立てておくと安心と言えるでしょう。
マンションの維持費との違い
マンションを購入した場合も維持費はかかりますが、一戸建てとは異なる費用が発生します。
例えば、「修繕積立金」や「管理費・共益費」は、エレベーターや共用部分の清掃、設備メンテナンスに充てられる費用で、毎月の支払いが必要です。
また、車やバイクを所有している場合は、別途「駐車場代」もかかります。
一戸建てでは敷地内に駐車できることが多く、駐車場代が不要な分、長期的には負担を抑えやすいと言えるでしょう。
鹿児島市の注文住宅費用についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>「鹿児島市で注文住宅にかかる費用相場は?予算別にできる住宅の特徴も紹介」
一戸建ての維持費の内訳

一戸建ての維持費は主に以下の4つから構成されます。
- メンテナンス費用
- 保険料
- 自治会費
- 住宅ローン
長期的な資金計画を立てるためにも、それぞれ確認しておきましょう。
メンテナンス費用
長く快適な暮らしを送るためにも、設備や建物本体の定期的なメンテナンスは重要です。
例えば、給湯器やコンロ、ユニットバスなどの住宅設備は10年を目安に交換時期が訪れます。
また、屋根や外壁の塗り替え・補修工事も必要となり、一ヶ所あたり5〜30万円程度かかることも珍しくありません。
このような大規模なメンテナンスは、頻度こそ少ないものの一回あたりの施工が高額になりやすいため、少しずつ積み立てておくと安心です。
保険料
住まいを持つ場合、被災時の経済的リスクを下げるため、「火災保険」と「地震保険」に加入するのが一般的です。
地震保険は火災保険とセットでしか契約できないため、火災保険のみ、もしくはセット加入のいずれかを選ぶ形になります。
保険料は建物の構造や築年数、地域の災害リスクによって異なりますが、年間5〜7万円程度が目安です。
保険は1年ごとの更新も可能ですが、5年ごとの長期契約・一括払いを選ぶことで、トータルの保険料を抑えやすくなるメリットがあります。
自治会費
地域によっては、住民が自主的に運営する「自治会」や「町内会」があり、その活動費として「自治会費」が必要になる場合があります。
主な使い道は、防犯・防災活動、清掃や環境整備、地域行事の運営などで、金額は年間3,000〜5,000円程度が目安です。
加入は任意ですが、災害時の助け合いや近隣との情報共有がしやすくなるなど、安心して暮らすためのメリットも多くあります。
住宅ローン
注文住宅を購入する際、多くの方が「住宅ローン」を利用します。
月々の返済額は10〜15万円程度で、返済期間は30〜35年が一般的な目安です。
一戸建ての維持費用の中でも高額かつ長期にわたる支出となるため、収入やライフスタイルの変化を見据えた資金計画が欠かせません。
子どもの教育費や老後資金などとのバランスも考慮し、無理のない金額で借り入れましょう。
住宅ローンについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>「鹿児島市の住宅ローン金利まとめ!注文住宅に欠かせないローン選びのポイント」
一戸建ての維持にかかる税金

一戸建ての維持には以下の2つの税金がかかります。
- 固定資産税
- 都市計画税
立地や建物によって税額が変わるため、注意が必要です。
固定資産税
「固定資産税」は、土地や建物の所有者に課される地方税です。
税額は「課税標準額×1.4%」が基本ですが、新築住宅や住宅用地には軽減措置があるため、実際の負担は抑えられます。
例えば、新築住宅の場合、3年間は建物部分の税額が半額になります。
また、敷地が200㎡以下の「小規模住宅用地」は評価額が1/6に、200㎡を超える「一般住宅用地」は1/3に軽減されるのが特徴です。
都市計画税
「都市計画税」は、市街化区域内の土地や建物に課される税金で、道路整備や区画整理などのまちづくりに使われます。
税額は「課税標準額×0.3%」が基本ですが、住宅用地には軽減措置があります。
例えば、敷地が200㎡以下の「小規模住宅用地」では評価額1/3に、200㎡を超える「一般住宅用地」であれば2/3に減額された上で税額が計算されるため、負担を抑えることが可能です。
一戸建ての維持費を抑えるコツ

一戸建ての維持費を抑えるために、以下の4点を意識しましょう。
- 耐久性の高い建材や施工方法を選ぶ
- メンテナンスしやすい設計にする
- 減税制度や補助金制度を活用する
- アフターサービスの充実したハウスメーカーに依頼する
それぞれ解説します。
耐久性の高い建材や施工方法を選ぶ
将来の「修繕費」を抑えるには、耐久性の高い建材や施工方法を選ぶことが大切です。
特に鹿児島市は、台風に加えて火山灰や強い日差しの影響もあるため、防風・防水・耐候性に優れた素材がおすすめです。
たとえば、金属製の屋根材や、防水塗装を施した外壁などは劣化しにくく、メンテナンス頻度を減らせます。
さらに、普及率の高い建材を選ぶことで、万一の補修時にも対応できる業者が多くなり、費用や工期を抑えやすくなるのがメリットです。
メンテナンスしやすい設計にする
将来のメンテナンス費用を抑えるには、建物の設計段階から工夫しておくことが大切です。
複雑な間取りや高所の照明は見た目に魅力がある一方、掃除や交換の際に専門業者へ依頼が必要になり、費用がかさみやすくなります。
火山灰の影響を受けやすい鹿児島市では、「灰シェルター」の設置や、窓・ドアの気密性を高めて灰の侵入を防ぐ設計がおすすめです。
日常的な掃除や点検を自分たちで行いやすい環境にすることで、維持管理の手間やコストを最低限に抑えられます。
減税制度や補助金制度を活用する
新築住宅を建てる際は、減税制度や補助金制度を活用することで、費用負担の軽減が可能です。
例えば、建物部分の固定資産税は、一般住宅なら3年間、長期優良住宅なら5年間、税額が半額に軽減され、土地についても、住宅用地に該当すれば最大1/6まで軽減される特例があります。
また、長期優良住宅やZEH住宅などの高性能住宅では、国や自治体の補助金を受けられる場合があります。
補助金については原則として事前申請が必要なため、市や国のホームページなどで最新情報を確認しておきましょう。
アフターサービスの充実したハウスメーカーに依頼する
注文住宅を建てる際は、アフターサービスが充実しているハウスメーカーを選ぶことが重要です。
定期的な無償点検や、長期瑕疵保証の有無は、将来の修繕費用に影響します。
初期費用が安くても、トラブル対応が自己負担となれば、結果的に高くついてしまう可能性もあるでしょう。
また、保証制度だけでなく、万一の不具合時にすぐ相談できる専用窓口があるかも併せて確認しておくと安心です。
鹿児島市で維持費を抑えられる注文住宅なら万代ホームにご相談を
一戸建てを建てた後には、「修繕費」「保険料」「税金」を中心としたさまざまな維持費がかかります。
加えて、自治会費や住宅ローンの返済も長期的な出費として考慮が必要となるでしょう。
このような費用を無理なく支払っていくには、月々の積立だけでなく、建築の段階から維持コストを意識することが大切です。
万代ホームでは、「家づくりは満足づくり」を理念に掲げ、お客様一人ひとりに寄り添った住まいづくりを提案しています。
鹿児島市で維持費用のかかりにくい注文住宅をご検討の際は、ぜひ万代ホームにご相談ください。