「鹿児島市で平屋を建てたい」と、お考えではありませんか?
近年、人気が高まりつつある平屋には、安心・安全な暮らしを叶える様々な魅力があります。
この記事では、注文住宅における平屋のメリットと注意点に加え、鹿児島市で平屋を建てる際の参考価格やポイントについて詳しく解説します。
目次
注文住宅でも人気・平屋の魅力とは

平屋の魅力は、主に以下の3点です。
- コンパクトでメンテナンスしやすい
- バリアフリーな生活動線
- 地震や台風に強い
快適性と安全性に優れた平屋の特徴を見ていきましょう。
コンパクトでメンテナンスしやすい
平屋が持つ魅力のひとつは、メンテナンスのしやすさです。
建物が1階建てで高さが低いため、屋根や外壁の点検・修繕がしやすく、足場費用なども抑えられる傾向があります。
また、リビングやキッチン、浴室などがすべてワンフロアに集約されているため、日々の移動や掃除もスムーズです。
こまめな掃除や整理がしやすく、清潔な住環境を保ちやすい点が支持されています。
バリアフリーな生活動線
平屋は段差の少ない設計がしやすいため、小さな子どもから高齢の方まで安心して暮らせる住まいをつくれます。
全ての生活空間がワンフロアにまとまっていることから、屋内での転倒リスクを減らせるほか、車椅子や杖を使った移動も容易です。
将来的に介護が必要になった場合にも、安心して住み続けられるでしょう。
2階建て住宅では、年齢や家族構成の変化により2階が使われなくなることもありますが、平屋ならライフスタイルの変化にも柔軟に対応でき、長く快適に暮らせる点が魅力です。
地震や台風に強い
建物の高さが低く、重心が安定している平屋は、地震や台風といった自然災害に強いとされています。
これは、基礎面積が広く、構造もシンプルな箱型のため、建物全体で揺れや風を受け流しやすいつくりになっているからです。
2階建て住宅のように上階が崩れる心配がなく、家族が別々の階にいて被害を受けるリスクも抑えられます。
特に鹿児島市は地理的に台風が多いため、このような構造を持つ平屋を選ぶことで、より安心感のある暮らしにつながるでしょう。
万代ホームでは、ご家族皆様が安心して暮らせる快適な平屋づくりを行っています。詳しい施工事例はこちらからご覧ください。
平屋の注意点・デメリット

平屋には魅力がある一方、以下の2点に注意が必要です。
- 日当たりや風通しが悪くなりやすい
- 建築コストが高くなりやすい
デメリットも押さえた上で、理想の住まいづくりを進めていきましょう。
日当たりや風通しが悪くなりやすい
平屋は建物の高さが低いため、周囲に2階建て住宅やマンションがあると、日当たりや風通しが悪くなりやすい点に注意しましょう。
特に住宅密集地では、隣の建物の影になりやすく、室内に湿気がこもってカビの原因になるおそれもあります。
このような場合、中庭を設ける、天窓を取り入れるといった間取りの工夫をすれば、自然光や風を上手に取り込むことが可能です。
平屋を建てる際は、このような土地選びと設計の工夫が快適な住まいづくりのポイントになります。
建築コストが高くなりやすい
平屋は一般的に、2階建て住宅より建築コストが高くなる傾向があります。
これは、建物の高さを抑える代わりに、屋根や基礎などの面積が広くなるためです。
また、生活空間をワンフロアに集約するにはある程度の土地の広さも必要となり、土地代がかさむ場合もあります。
地域や土地の条件によっては、2階建ての方がコストを抑えられることもあるため、予算や希望に応じてハウスメーカーと相談しながら、土地選びと資金計画をしっかり立てることが大切です。
鹿児島市の坪単価はいくら?平屋を建てる場合の参考価格

ここでは、鹿児島市で平屋を建てる場合の参考価格を以下の2点から解説します。
- 鹿児島市の坪単価
- 平屋に適した坪数は?
注文住宅で平屋を検討される際の参考にしてみてください。
鹿児島市の坪単価
2025年(令和7年)の地価公示によると、鹿児島市の住宅地の平均地価は1㎡あたり約94,807円で、坪単価に換算するとおよそ31万3,400円です。
福岡市博多区の坪単価(約83万6,700円)と比べると、九州の都市部の中でも鹿児島市は比較的コストを抑えて家を建てやすいエリアといえます。
しかし、注文住宅を建てる際の坪単価はハウスメーカーによって異なる点に注意が必要です。
延べ床面積(生活空間のみ)を基準にするか、施工床面積(バルコニーなどを含む)を基準にするかによって価格が変わるため、依頼する際はどの基準で計算されているかを確認しておきましょう。
平屋に適した坪数は?
3〜4人家族が暮らす平屋の場合、延床面積は一般的に25〜35坪が目安とされています。
駐車場や庭のスペースも考えると、土地は最低でも50坪以上あると安心です。
例えば、坪単価31万円の土地を60坪購入し、坪単価60万円の平屋(30坪)を建てる場合、大まかな費用の目安は以下のとおりです。
- 土地代:31万円 × 60坪 = 1,860万円
- 建物工事費:60万円 × 30坪 = 1,800万円
→ 合計:約3,660万円+諸経費
なお、建築費は間取りや設備、ハウスメーカー、地域によって変動します。
さらに、登記費用や住宅ローン手数料などの諸経費もかかるため、総予算を立てる際はそれらも含めて考えることが大切です。
注文住宅で平屋を建てる際のポイント

注文住宅で平屋を建てる際は、以下の3点に留意しましょう。
- 建ぺい率と容積率を確認する
- 水害対策を行う
- 防犯対策を行う
法律上の制限と地域の特性を理解した住まいづくりがポイントです。
建ぺい率と容積率を確認する
平屋の注文住宅を建てるには、まず土地の「建ぺい率」と「容積率」を確認することが大切です。
建ぺい率とは、その土地に建てられる建物の面積の割合、容積率は延べ床面積の割合を示します。
例えば、60坪の土地で建ぺい率が50%なら、建物は30坪までしか建てられません。
なお、平屋は1階建てのため、建ぺい率と容積率がほぼ同じになります。
建ぺい率と容積率は地域によって制限が異なるため、希望する広さの平屋が建てられるかどうか、事前に自治体やハウスメーカーに確認しておきましょう。
水害対策を行う
平屋は地震や台風には強いとされる一方、水害には注意が必要です。
1階建てのため、床上浸水が起こると全ての生活空間が影響を受け、2階への避難もできません。
特に川の近くや低い土地では、大雨による川の氾濫や、排水の逆流などの被害が起きやすくなります。
平屋を建てる際は、事前にハザードマップでその土地の災害リスクを確認しましょう。
必要に応じて、基礎を高くしたり、土地を盛土でかさ上げするなどの対策を講じることが、安全な住まいづくりにつながります。
防犯対策を行う
平屋は建物全体が見渡しやすく、生活パターンも外から把握されやすいため、防犯対策が特に重要です。
窓はできるだけ高めの位置に設ける、防犯性の高い「CP製品(防犯建物部品)」を使う、防犯カメラや人感センサーを設置するなど、空き巣の侵入を防ぐ工夫をしましょう。
また、洗濯物を外に干さない、カーテンの開けっ放しや閉めっぱなしを避けるなど、家の中の様子がわからないようにすることも効果的です。
設計・設備だけでなく、日常生活でも防犯対策を行うことが、安心・安全な暮らしのポイントとなります。
住まいのセキュリティ対策についてはこちらの記事もご覧ください。
>>「鹿児島市の治安は良い?悪い?家づくりの防犯対策やおすすめエリアを紹介」
鹿児島市で平屋を建てるなら万代ホームにご相談を
平屋は、そのシンプルな構造と安定感、メンテナンスのしやすさなどから、近年注目度が高まりつつあります。
生活空間をワンフロアに集約しつつ、自由な間取りができる点から、子育て世帯からシニア世帯まで、幅広い方が快適に暮らせる住まいを実現できるでしょう。
万代ホームでは、お客様にご満足いただける、理想の家づくりに取り組んでいます。
鹿児島市で平屋の注文住宅をご検討の際は、ぜひ万代ホームにご相談ください。