「鹿児島市で中古マンションを買いたいけど、相場はどれくらいなの？」
そのような疑問をお持ちではありませんか。
また、マイホームの購入にあたって、一戸建てにするかマンションにするかでお悩みの方もいるでしょう。
この記事では、鹿児島市の中古マンションの価格相場から、一戸建てとの比較ポイントまで詳しく解説します。
目次
鹿児島市の中古マンション価格相場
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 売買価格 | 1,942万円〜2,142万円 |
| 坪数 | 21.18坪 |
| 坪単価 | 91.9万～101.1万円 |
| 間取 | 3LDK |
| 築年数 | 1995年 |
鹿児島市の中古マンションの価格相場は、1,942万円〜2,142万円で、鹿児島県全体の平均（1,937万円〜2,137万円）と比較すると、やや高めの水準です。
これは、鹿児島市が県庁所在地であることに加え、商業施設や行政機関、教育機関が集積し、居住ニーズが高いことが一因と考えられます。
ただし、同じ九州地方の大都市である福岡県で同条件の中古マンションを見た場合、相場は2,265万円〜2,465万円とされ、鹿児島市よりも約15〜16％ほど高くなります。
このような点から、鹿児島市は県内では相場がやや高めである一方、九州圏全体で見ると比較的リーズナブルに物件を探せるエリアだと言えるでしょう。
鹿児島市の中古マンション価格推移
マンションナビのデータによると、鹿児島市の中古マンション価格は近年上昇傾向にあります。
2020年頃から緩やかに上がり始め、2025年5月時点では1㎡あたりの平均売買価格約29万円（坪単価約95万円）を記録しました。
この価格上昇の背景には、全国的な資材価格や人件費の高騰による建設コストの増加に加え、鹿児島中央駅周辺での再開発事業に伴う地価の上昇があると考えられます。
これらの要因から、今後も価格が高止まり、あるいはさらに上昇する可能性も考えられるため、中古マンションを購入する際は、市場の動向を慎重に見極めることが重要と言えるでしょう。
鹿児島市で中古マンションを選ぶメリット
ここでは、鹿児島市で中古マンションを選ぶ3つのメリットを紹介します。
- 新築よりもコストを抑えやすい
- 立地条件の良い物件を見つけやすい
- 資産価値が比較的安定している
初期費用を抑えたい方や、将来的に売却を予定している場合は中古マンションがおすすめです。
新築よりもコストを抑えやすい
鹿児島市で中古マンションを購入するメリットの一つは、新築よりもコストを抑えやすい点です。
2023年「フラット35利用者調査」によると、鹿児島県の土地付き注文住宅の平均所用資金が約3,860万円（土地取得費含む）であるのに対し、中古マンションは約2,626万円と、1,200万円以上の差があります。
この価格差は鹿児島市内にも適用されると考えられるため、初期費用を抑えたい方にとって中古マンションは魅力的と言えるでしょう。
浮いた費用を将来の貯蓄に回したりするなど、資金計画にゆとりが生まれ安い点もメリットです。
立地条件の良い物件を見つけやすい
一般的に、マンションは駅周辺に建てられるケースが多く、立地条件に恵まれやすい点が魅力です。
実際に、大手住宅ポータルサイト「SUUMO」で鹿児島市の中古マンションを検索すると、掲載物件の約7割以上が駅・バス停から徒歩10分圏内にあることがわかります。（※2025年6月時点）
これにより、商業施設や医療機関、教育機関などへのアクセスが容易になり、車を手放したい方や、子育て世帯にとっても利便性の高い住まいとなるでしょう。
市電やバス路線が充実している鹿児島市では、特に公共交通機関の利便性は大きなメリットと言えます。
資産価値が比較的安定している
中古マンションの場合、資産価値が下がりにくい点もメリットです。
一般的に、建物の価値は築年数とともに下がるものですが、市内駅周辺など利便性の高いエリアにおいては、土地の価値が安定し、物件全体の価格を支える傾向にあります。
また、昨今では建設費の高騰により新築住宅の価格が上昇しているため、中古住宅市場全体で建物の評価も見直されつつあります。
このため、築年数が経過した中古マンションであっても、一戸建てに比べて価値の下落が緩やかになり、資産としても安心して保有しやすいのが魅力です。
鹿児島市で中古マンションを選ぶデメリット
中古マンションには以下の3つのデメリットもあります。
- 修繕費などの維持費がかかる
- 住宅設備や性能が古い場合がある
- 仲介手数料がかかる
一戸建てに比べて予想外の出費が増えやすい点に注意が必要です。
修繕費などの維持費がかかる
鹿児島市で中古マンションを選ぶデメリットとして、維持費用の存在が挙げられます。
一戸建てにも維持費はかかりますが、マンションには特有の費用として駐車場代、管理費（共益費）、修繕積立金がある点に注意が必要です。
特に、マンションの大規模修繕に備えて計画的に積み立てられる修繕積立金は、築年数が経過している物件ほど積立金額が高くなったり、計画外の修繕で一時金が徴収されたりする場合もあります。
したがって、中古マンションの購入前はこれらの費用を事前に確認することが重要です。
住宅設備や性能が古い場合がある
中古マンションでは、住宅設備や建物性能の老朽化が進んでいる可能性にも注意が必要です。
特に築年数が経っている物件では、給湯器やエアコンなどの交換が必要になるケースも考えられます。
また、購入後に室内のリフォームやリノベーションをしたくても、マンションの管理規約によって施工内容が制限されやすい点もデメリットです。
たとえば、間取りの変更や水回りの移動など、構造に関わるような工事は許可が下りにくい傾向にあります。
リフォーム・リノベーションを検討している場合は、希望の施工が可能か確認しておきましょう。
仲介手数料がかかる
中古マンションの購入時には、原則として「仲介手数料」が発生します。
仲介手数料は「物件価格 × 3.3％ ＋ 6.6万円（税込）」を上限として法律で定められており、物件によっては数十万円に達することも少なくありません。
一方、不動産会社が直接売主となる「売主物件」の場合、仲介手数料がかからないケースも存在します。
ただし、売主物件は市場に出回る数が限られているため、希望に合う住まいを見つけにくい点に注意が必要です。
マンション・一戸建てどちらを選ぶ？チェックすべきポイント
マンションと一戸建て、どちらにするか迷った際は以下の3点に留意して選びましょう。
- 住まいの自由度
- 防犯・防災性
- 住替え予定の有無
いずれも長期的な視点で考えることが大切です。
住まいの自由度
自由度の高い家で暮らしたいなら一戸建てがおすすめです。
特に注文住宅であれば、家族のライフスタイルや将来を見据えた間取り・設備を自由に設計できるほか、マンション特有の管理費や修繕積立金もなく、メンテナンスのタイミングや方法を自己判断で決められます。
また、DIYでリフォームや修繕費用を抑えることも可能です。
管理規約や近隣住民との調整に縛られず、住まいを自分好みに自由にアレンジしたい方にとって、一戸建ては魅力的な選択肢となるでしょう。
防犯・防災性
防犯・防災性を重視するなら、マンションが安心感の高い選択肢となるでしょう。
多くのマンションにはオートロックや監視カメラなどのセキュリティ設備が導入され、不審者の侵入リスクを低減できます。
また、海に面した地域や河沿いの住宅地も多い鹿児島市では、豪雨などによる浸水リスクが高い傾向にあります。
このような場合でも、高床式構造のマンションであれば浸水被害に強く、防災面で優位と言えるでしょう。
一方、一戸建てではこれらの防犯・防災対策を全て自身で講じる必要があり、そのための費用もかさみがちです。
対策の自由度は高いものの、マンションと比べて初期費用やランニングコストがかかる可能性がある点に注意が必要です。
住替え予定の有無
「同じ家で長く暮らしたい」と考えるなら、一戸建てが適しています。
リフォームの自由度が高い一戸建てなら、健康状態の変化に合わせて手すりの設置やバリアフリー化などの対応ができるため、老後の生活にも安心感を持てるでしょう。
一方、将来的に実家に戻る予定がある場合や、仕事・家族構成の変化に合わせて住み替えを視野に入れているなら、マンションの方がおすすめです。
マンションは一戸建てに比べて資産価値の変動が緩やかで、売却しやすい傾向にあります。
また、基本的なメンテナンスは管理会社が行うことから、住宅維持の手間がかかりにくいのもメリットです。
このように、長期的なライフスタイルの変化を見据えた上で物件を選ぶのが、後悔しない住まいづくりのカギと言えます。
鹿児島市で理想の家を見つけるなら万代ホームにご相談を
鹿児島市の中古マンション市場は、近年価格が上昇傾向にあります。
県庁所在地である鹿児島市は、生活利便性の高さから圏内の他市町村に比べて居住ニーズも高まりやすく、物件選びの際は購入タイミングも含めて慎重な判断が求められるでしょう。
鹿児島市で理想の住まいをお探しなら、注文住宅を選ぶのもおすすめです。
万代ホームでは、お客様にご満足いただける家づくりに取り組んでいます。
住まい選びでお悩みの際は、ぜひ万代ホームにご相談ください。
