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住宅ローン月々の支払額は?借入総額別にシミュレーション

住宅ローン月々の支払額は?借入総額別にシミュレーション

「鹿児島市で家を建てたいけれど、住宅ローンの支払いが不安」

このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

理想のマイホームを実現するためには、ローン返済を含む綿密な資金計画が重要です。

そこで、この記事では、住宅ローンの基礎知識から借入額別の支払いシミュレーション、返済負担を減らすコツと注意点まで詳しく解説します。

住宅ローンの基礎知識

住宅ローンの基礎知識

はじめに、住宅ローンの基本についておさらいしておきましょう。

  • 住宅ローンの種類
  • 住宅ローンの返済方法
  • 住宅ローンの諸費用とは

仕組みを理解することで、より自分に合ったローン選びが可能になります。

住宅ローンの種類

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて以下の3つです。

金利タイプ特徴注意点おすすめな人
固定金利型借入時から返済終了まで金利と返済額が一定変動金利型より金利が高め・将来の金利上昇リスクを避けたい人
・毎月の返済額を一定にしたい人
変動金利型市場の動向に合わせて金利が変動するが、借入時の金利は低め将来、金利が上昇し、返済額が増える可能性がある・低金利のメリットを活かしたい人
・金利上昇時にも繰上返済などで対応できる人
固定金利期間選択型選択した期間(3年、5年、10年など)は金利が変わらず、それ以降は固定型/変動型を選択可能変動金利より借入時の金利は高め子どもの教育費がかかる時期など、一定期間の支出を定額にしたい人

金利タイプによって資金計画も変わってきます。

自分や家族のライフプラン、教育費や収入の見通しなども踏まえて、無理のない返済ができる金利タイプを選びましょう。

住宅ローンの金利について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

>>「【鹿児島市】住宅ローンの固定金利と変動金利の違いは?

住宅ローンの返済方法

住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つがあります。

元利均等返済は、毎月の返済額(元金+利息)が一定で、返済計画が立てやすいのが特徴です。

一方、元金均等返済は、毎月の元金返済額のみを一定とすることで徐々に返済額を減らす仕組みで、初期の返済負担が重めな反面、利息負担が軽く、総返済額は少なくなります。

金融機関によっては元利均等返済しか選べないケースもあるため、希望する返済方法を利用できるか事前に確認しておくと良いでしょう。

住宅ローンの諸費用とは

住宅ローンを利用する際は、借入金と利息のほかに「諸費用」がかかる点に注意が必要です。

諸費用とは、契約や登記、保険などにかかる費用のことで、主な項目として以下が挙げられます。

  • 印紙税(住宅ローンの契約書に貼る印紙代)
  • 登録免許税(所有権登記にかかる税金)
  • 登記手数料(司法書士への依頼料)
  • 保証料・事務手数料(金融機関や保証会社に支払う費用)
  • 火災・地震保険料

注文住宅の場合、諸費用の目安は物件価格の3〜6%とされており、例えば3,000万円の家なら、90万〜180万円程度が別途必要になります。

諸費用も含めて、余裕を持った資金計画を立てましょう。

借入総額別・住宅ローンの返済シミュレーション

借入総額別・住宅ローンの返済シミュレーション

ここでは、以下の条件から、借入額別に住宅ローンの返済額をシミュレーションしてみます。

  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • 金利:変動金利 年0.5%/固定金利 年1.8%

目安にはなりますが、資金計画の参考にしてください。

借入額3000万円の場合

はじめに、借入額3,000万円の場合の返済額をシミュレーションします。

金利タイプ月々の返済額総返済額
変動金利(0.5%)約77,876円約3,271万円
固定金利(1.8%)約97,000円約4,040万円

借入額4000万円の場合

次に、借入額4,000万円の場合の返済額をシミュレーションします。

金利タイプ月々の返済額総返済額
変動金利(0.5%)約10万3,834円約4,361万円
固定金利(1.8%)約12万9,000円約5,390万円

借入額5000万円の場合

最後に、借入額5,000万円の場合の返済額をシミュレーションします。

金利タイプ月々の返済額総返済額
変動金利(0.5%)約12万9,793円約5,451万円
固定金利(1.8%)約16万1,000円約6,740万円

※シミュレーションの数値はあくまで参考です。

実際の金利は金融機関や審査内容によって異なるため、必ず利用する金融機関ごとに確認しましょう。

参照元:JAバンク「住宅ローンシミュレーション(新規借入)」、フラット35「借入希望金額から返済額を計算

住宅ローンの返済負担を軽減するコツ

住宅ローンの返済負担を軽減するコツ

ここでは、住宅ローンの返済負担を軽減する3つのコツを見ていきましょう。

  • 住宅ローン減税を活用する
  • 借り換えをする
  • 繰上返済をする

減税制度の活用や、効率的なローン返済を行うことがポイントです。

住宅ローン減税を活用する

注文住宅を建てるなら、「住宅ローン減税」の活用がおすすめです。

この制度は、住宅ローンを利用して一定の基準を満たす住宅を新築・取得した場合に、年末のローン残高の0.7%が最大13年間、所得税や住民税から控除されるものです。

借入限度額(控除の対象となるローン残高の上限)は、住宅の性能や世帯の属性によって以下のように異なります。

区分借入限度額
子育て世帯・若者夫婦世帯その他の世帯
長期優良住宅・低炭素住宅5,000万円4,500万円
ZEH水準省エネ住宅4,500万円3,500万円
省エネ基準適合住宅4,000万円3,000万円
出典:国土交通省「住宅ローン減税

鹿児島市で注文住宅を建てる場合は、省エネ性能の高い住宅を選ぶことで減税効果が期待できます。

なお、上記の「認定住宅」に該当しない住宅は、控除対象外となるため注意が必要です。

借り換えをする

住宅ローンの「借り換え」とは、現在のローンを他の金融機関のローンで一括返済し、新たな条件で契約し直す方法です。

特に、今のローン金利と新しいローンの金利に年1.0%以上の差がある場合、借り換えによって返済総額を大きく減らせる可能性があります。

一方で、新規に契約を結ぶことから、手数料や登記費用などの諸費用が発生します。

借り換えを利用する際は、かえって総コストが増えないか慎重に検討しましょう。

また、契約時の審査もあるため、収入や勤続年数、健康状態なども確認が必要です。

繰上返済をする

「繰上返済」とは、毎月の返済とは別に、元金の一部または全額を前倒しで返済することです。

繰上返済を行うと、返済予定だった利息が不要になるため、総返済額を効率的に減らすことができます。

繰上返済には、目的に応じて2つのタイプがあります。

  • 期間短縮型:毎月の返済額はそのままに、返済期間を短縮する方法
  • 返済額軽減型:返済期間はそのままに、毎月の返済額を減らす方法

例えば、定年までに完済したい場合は期間短縮型、育児や転職で家計に変化がある場合は返済額軽減型など、将来のライフプランに合わせて選ぶことが大切です。

住宅ローン契約後に注意すべき点

住宅ローン契約後に注意すべき点

住宅ローンを契約した後は、以下の3点に注意しましょう。

  • 住宅ローン控除の申告
  • クレジットカードの延滞
  • 転職・退職を控える

それぞれ解説していきます。

住宅ローン控除の申告

住宅ローン控除(住宅ローン減税)を受けるには、入居の翌年に自分で確定申告を行わなければなりません。

初年度の申告を忘れると、控除の対象であっても適用を受けられないため注意が必要です。

万が一申告を忘れた場合、5年以内であれば遡って手続きができます。

申告ができなかった場合は、なるべく早めに税務署に相談しましょう。

なお、会社員など給与所得者の場合、2年目以降は会社の年末調整で控除手続きが可能です。

その際は、税務署から送られてくる申告書を勤務先に提出する必要があるため、必要書類を事前に確認しておくと安心です。

クレジットカードの延滞

住宅ローンを返済している間は、クレジットカードの支払い延滞にも気をつけましょう。

カードの支払いが遅れると、その延滞情報が信用情報機関に記録され、金融機関にも共有されます。

信用情報に傷がつくと、「返済能力が低い」と判断され、借り換えが難しくなるだけでなく、最悪の場合、ローンの継続が困難になることもあります。

さらに、将来的に自動車ローンや教育ローンなど、他のローン審査にも悪影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクを避けるためにも、住宅ローン契約後は日頃から家計を管理し、支払いの遅れがないようにしましょう。

転職・退職を控える

住宅ローンでは、契約者の「勤続年数」や「年収」など、安定した就労状況が重視されます。

実際、国土交通省の「令和6年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」でも、約9割の金融機関がこれらの項目を審査基準に含めていると報告されています。

そのため、ローン契約後すぐに転職や退職をすると、将来的な借り換えが難しくなるおそれがあります。

とくに、審査通過から融資実行までの間に転職・退職すると、契約が再審査になったり取り消されたりするケースもあります。

転職の予定がある場合は、事前に金融機関へ相談し、無理のない資金計画を立てることが大切です。

鹿児島市で予算に合う注文住宅を建てるなら万代ホームにご相談を

住宅ローンは、夢のマイホーム実現を支える制度です。

基本的な仕組みを理解し、返済シミュレーションを事前に行うことで、将来のライフスタイルや収入の変化にも対応できる、安心感の高いローンプランを選択できます。

万代ホームでは、住宅ローンのご相談から住まいづくり全体の資金計画まで、幅広くサポートしております。

鹿児島市で注文住宅をご検討の方は、ぜひ万代ホームまでお気軽にお問い合わせください。